(画像:経済界 ホームページから)

温暖化対策として、あなたは何をしていますか?
エコバックやマイボトルを持ち歩くことは、対策の一つだが、コンセントの先を考えることも温暖化対策なのです。

コンセントの先のこと、ほとんどの人が考えたことはないだろう。
しかし、必ずどこかの発電所につながっている。
普段、何気なく使っている電気が、CO2を大量に排出する火力発電所が作っていたとしたら、あなたは、どのように感じるだろうか?

先日、菅総理大臣は、グリーンやデジタルが、新たな経済成長の突破口になることを述べていた。
このような話を聞くと、いよいよ、コンセントの先を考えなければいけない時代になってきたと思うのだ。

2016年の電力小売り自由化後、消費者は電力を選べるようになり、「この発電所の電気が欲しい!」という消費者ニーズに応えることができるようになった。
例えば、みんな電力(株)の「顔の見える電力®」は、電力の生産者が分かり、そのストーリーを感じることができるサービスだ。
「スマホの電気が、福島県の復興につながる電気だったら!」というような価値創造ビジネスを実践しているこの分野の先駆的企業だ。

一方で、悪者扱いにされている火力発電所の原料である石油や石炭は、海外からの輸入だ。
つまり、毎月の電気代は電力会社に支払うが、最終的にはその先にある海外の石油国に支払っている。

実は、CO2削減ばかりに焦点が当たるが、日本のエネルギー自給率向上には、再生可能エネルギーの普及は欠かせないのだ

電力は地味な商材で、理解しがたいかも知れないが、いちど日本酒を飲みながら、コンセントの先を考えてみよう!

唎酒師:柏崎和久